うみねこ採集雑記

木の実、北に、気の向くままに

八重山遠征①(1日目・2日目)

お久しぶりです、うみねこです。

 

というわけでついに八重山から帰って参りました!!🎉🎉

 

...といっても体は修学旅行ですので自由度はかなり低いものでしたが、やれるだけのことはできたのではないかなと思います。

 

それでは、ぜひ最後までお読みください!

 

1日目

 

4:50起床から始まりしたが、普段5時起きと少し早めなこともあり特に問題はなし。

 

はやる気持ちを抑え、集合時刻通りに遅刻することなく向かい、2年ぶりの飛行機へ。

 

途中経由した那覇空港ではアサギマダラと思われる蝶が飛んでおり、テンションM A Xとなりました。

f:id:fissidens_dorcus:20201119221628j:plain

沖縄の海はなぜこうも綺麗なのでしょうか

そして、ついに人生初の八重山上陸

f:id:fissidens_dorcus:20201119221819j:plain

到着!!

沖縄に来たっていう感じよりも夏に戻ってきたことの方がうれしく感じました。

 

残念ながらこの日はホテルまでの移動で終わってしまいましたが、先生との朝こっそりなら外で採集してもいいという言質を取ることができたので万々歳です。

 

とはいえさすが西表といったところで、夜部屋で友達と遊んでいるだけで、個人的に嫌いな昆虫No,1の

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119222344j:plain

チャバネアオカメムシ

 

カメムシであったり、同じくカメムシの仲間の

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119222524j:plain

イワサキゼミ

 

固有種のセミに出会うことができました。

 

2日目

 

そして1:30寝4:00起きとかいうブラック企業もびっくりのブラックさで活動開始、モーニングコーヒーを流し込み、別の部屋で映画を見ていた友人に電話をかけ、ホテル近くの林道へ。

 

狙うはもちろんヤエヤママルバネです。

 

が、なんと直前までスコールが降っていたようで最悪のコンディション。

 

とはいえどうにもならないため足を動かします。

 

西表は国道沿いであっても街灯がなく懐中電灯だけを頼りに進みます。

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119222925j:plain

暗すぎる。

そしてカエルがたくさん飛び交う道を歩いていると、

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119223211j:plain

サキシマハブ

 

突然のこともあり、ピントがずれていますが、固有種のサキシマハブに遭遇。もっとも事前調査で毒性が低いことは知っていたので見れた嬉しさが余裕で勝りました。

 

さらに歩きすすめていくと何かが光ったように感じ、イリオモテイノシシかなと思っているとまさかのヤエヤママドボタル。ついに初収穫となりました。

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119223854j:plain

友人とホタル

 

雨ということもあってか苦しくもヤエヤママルバネには会うことができず他の収穫は満点の星空のみとなりました。

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119224305j:plain

星空

 

そして日が上り始めた頃、友人からヤエヤマカラスみたいなのを拾ったとの一報を受けダッシュで部屋に向かいましたが、そこまでもまっすぐ行かせてくれないのが西表

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119224520j:plain

ハラナガスズバチ

 

固有種のハチに遭遇しました。

 

そして実際にその蝶を目にすると、傷多めのクロアゲハだったので午後からの散策の時間に出会えると思っていた自分はトラブルが起こることもいざ知らず、部屋を後にしました。

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119224726j:plain

写真で改めて見ると意外と綺麗なクロアゲハ

 

部屋を出た帰りに、

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119224836j:plain

オオフタモンウバタマコメツキ

 

壁に張り付いているコメツキを採集しました。

 

その後、ホテルの立派な朝食をいただき、修学旅行としての活動開始、水着で2時間のカヌーを済ませたところで先生から

 

「このまま2時間歩く」ということを告げられ、網をはじめとした採集道具一切を持っていけないことを瞬時に理解し、絶望しました。

 

カヌーの間川の上空を飛び交う蝶、その話を聞いている間も飛んでいるツマベニチョウは今でも脳裏に焼き付いています。

 

とはいえどうにもならないのが現実。

 

トイレのゴキブリがヤエヤママダラゴキブリかオガサワラゴキブリかを確認する気力もなく、

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119225533j:plain

ヤエヤママダラゴキブリ?オガサワラゴキブリ?

 

悲しい気持ちになりながらも歩いて行くと、またしても、自力で崩した倒木から

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119225611j:plain

ゴキブリ幼生

 

ちっちゃなゴキブリがこんにちはしました。

 

その後少しの自由時間で明らかに不適切な格好ではあったものの怪我を顧みず、3mほどの崖を登って出来る限りの材割り開始。

かなり湿ってはいるものの食跡が。

 

石に立てかけ蹴っておるとなんと

 

f:id:fissidens_dorcus:20201119225944j:plain

サキシマヒラタ2令

 

サキシマヒラタの幼虫が。

 

しかし、蹴った時の勢いで傷つけてしまったようでしたので心の中で手を合わせ、その場を後に。

 

なんとも幸先の悪い結果となってしまった1・2日目で、なにより採集道具を持っていけなかったのが後悔しかありません。

 

近いうちに残りも出そうと思います。

 

それでは!